お迎えするチンチラを選ぶポイント【種類・年齢・性別・場所】
チンチラを飼いたい!と思っても、そもそもどこで迎えることができるのか、どういう基準で選べばいいのかわからない・・・。
そんな方向けに、チンチラを選ぶ際のチェックポイントについて以下にまとめてみました。
Contents
チンチラのカラー
チンチラには様々な毛色があり、その毛色によって呼び名も異なります。毛色が違っても、体の大きさや性格にはあまり差はないですが、顔つきは異なるので、そちらも選定のポイントになるかもしれません。
また、カラーによって3万~10万円以上と、金額も大きく異なります。
代表的なカラーを以下にご紹介します。
スタンダードグレー
野生のチンチラに近く、最も多い種類。
バイオレット/サファイア
バイオレットは青紫色の毛色をもつ。青みが強いものはサファイアと呼ばれる。
ホワイト(アルビノ)
全身が白の毛で覆われており、耳はピンク色をしている。
パイド(モザイク)
ホワイトと同様に白の毛色を持っているが、耳や体の一部にグレーの毛色がある。
ブラックエボニー/ブラックベルベット
ブラックエボニーは全身の毛が黒色。お腹が白の毛色のものはブラックベルベットと呼ばれる。
チンチラの出身地
チンチラのルーツによっても特徴が変わります。
一般的に広く流通しているのはチェコ産やオランダ産ですが、アメリカンチンチラと呼ばれる比較的体が大きい種類があります。
アメリカンチンチラは比較的おとなしく、遺伝子的に病気になりにくい特徴があります。ただし、チェコ産やオランダ産と比べると価格が高くなります。
カラーやルーツの違い、それぞれの価格帯など、チンチラの種類の詳細に関しては、以下の記事をご覧ください。
参考記事 【小動物ペット】チンチラの種類ごとの価格や見た目まとめ
どのタイミングでチンチラを迎えるか
チンチラがペットショップで販売されるのは、生後2~3ヶ月を過ぎてからです。
チンチラは生後1~2ヶ月で離乳しますが、そのあともしばらく母親と一緒に過ごさせるべきです。すぐに母親と離してしまうと、知能や免疫機能に影響が出る可能性があります。
若いときに人間とあまり接することなく、そのまま大人になってしまうと、なかなか人間になつかなくなる可能性が高くなります。生後3ヶ月~5ヶ月の若いチンチラを飼いはじめて、人間に早いうちから慣れさせるとよく懐いてくれるかもしれません。
ただし、チンチラの扱いを全く知らず、接し方を間違えて子供のチンチラを恐がらせてしまうと、人間への恐怖が根付いてしまう恐れもあります。
子供のチンチラを初めて飼うのに不安がある方は、チンチラの扱いになれたペットショップ店員に育てられた大人のチンチラを迎えるほうがよいかもしれません。
もし初めてチンチラの子供を飼う際は、事前にしっかり調べたうえでお迎えするようにしましょう。
オスとメスどちらを迎えるか
チンチラは他のペットと比べると、オスとメスで大きな差はないので、そこまで気にする必要はないかと思います。
ただ、オスはおっとりしている子が多くて、メスは活発な子が多いようです。うちのチンチラはメスですが、よく走り回り、散歩が大好きでかなりアクティブです。
メスは自分の体を守ろうとする意識が強く、追い回して無理に捕まえようとするとおしっこを飛ばしてくることもあります。一方で、オスはなわばり意識が強いようです。
猫のようにマーキングやスプレー行為などをしないので、特に避妊手術をしなくても大きな問題はありません。子宮がんなどのリスクを考えると、避妊手術をしたほうがよいかもしれませんが、メスが子宮がんになる可能性はそこまで高くないようです。
したがって、避妊手術をさせていない飼い主が多いようで、チンチラの避妊手術ができる病院も多くないようです。
どこでチンチラを迎えるか
総合ペットショップ
犬や猫など他の動物も扱っている総合ペットショップでは、チンチラを扱っている店舗は少なく、扱っていても1~2匹だけというのがほとんどです。
したがって、チンチラの扱いをあまりよくわかっていない店員も多いというリスクもあります。飼うことを決める前に、チンチラについていろいろと質問して確認したほうがいいでしょう。
関東では、熱帯倶楽部やSPLASH、小動物専門店マリンなどのペットショップでチンチラが入荷されることが多いので、比較的チンチラに詳しい店員さんが多いかもしれません。コジマでも一部の店舗で扱っていることがあり、筆者はコジマでチンチラをお迎えしました。
チンチラ専門ショップ
決して数は多くないですが、チンチラ専門のペットショップもあります。
チンチラの生態や飼い方はあまり良く知られていないので、チンチラ専門ショップでお迎えするのが一番よいかもしれません。関東だと田園調布のロイヤルチンチラが有名で、店頭にはたくさんチンチラがおり、チンチラグッズも多くの種類が並んでいます。
ロイヤルチンチラでは、アメリカンチンチラを扱っているので、どの子も価格はかなり高めです。
ブリーダー
チンチラのブリーダーから迎えるというのも一つの手です。ペットショップよりも安い価格で購入できる可能性があります。
ブリーダーさんによって育て方が違ったりするので、事前にどのように育てているか、どこ由来のチンチラか確認するようにしましょう。
ただし、チンチラのブリーダーはあまり多く、情報も乏しいのが現状です。