チンチラを飼う際の注意点は?気を付けるべき7つのポイント
チンチラはわりと珍しい小動物ペットなので扱っているペットショップも少なく、いたとしても1匹だけ、という店舗がほとんどです。
したがって、ペットショップの店員さんのチンチラ知識も乏しいことが多く、迎える前に自分で飼う際の注意点を調べる必要があります。
ここでは、チンチラを飼う際の注意点についてご紹介します。
Contents
1. 水にぬれないように
チンチラは毛の性質上、水に弱く、体が濡れるのを嫌がります。もともと野生のチンチラは水が少なく乾燥した地域に住んでおり、水分補給も少しで生きていける生態なのです。
したがって、お風呂にいれたり、水で体を洗ったりしないようにしましょう。
また、部屋を散歩中にバスルームなど水場に近づかないように気を付けてあげてください。水に濡れた場合は、すぐに乾かしてあげましょう。濡れたままにすると体調をくずしてしまう可能性があります。
水に濡れると、乾いたときに毛が固まってしまって、せっかくの毛並みが台無しになるので気を付けましょう。
2. 砂浴びが必要
チンチラは砂浴びをすることで体を清潔に保ちます。水浴びなどで体を洗えないので、チンチラにとっては砂浴びが必須です。チンチラを飼う際は、砂場とチンチラ専用の砂を準備してあげましょう。
砂浴びの詳細については以下の記事をご覧下さい。
参考記事 チンチラの砂浴びは掃除が面倒?適した容器、頻度は?
3. 何でもかじってしまう
野生のチンチラは普段、木の根や枝をかじったりしており、ペットとして飼う際もかじり木などを与えてあげる必要があります。
部屋を散歩中に、木製の家具などをかじってしまうので、目をはなせません。散歩する範囲には、かじっても大丈夫なものだけ置くようにしましょう。
散歩中にずっと監視してられない!というときはペットフェンスなどを使うことをおすすめします。
4. 温度調整が必要
犬や猫など他のペットにおいても室温調整が必要ですが、チンチラも同様に温度管理をしてあげる必要があります。
チンチラの適温は大体10~20℃で、その温度を大きくはずれと体調を崩してしまいます。冬や夏はしっかり温度調整をしてあげましょう。
チンチラの適温範囲はやや狭いので、犬や猫よりも温度調整を気をつけてあげる必要があります。
多少夏と冬の電気代もかかるので、そのつもりで考えておきましょう。
参考記事 チンチラの適温は?部屋の温度調整の方法【室温管理対策】
5. 体に悪いエサを与えない
どの動物も同じですが、チンチラの体に良くない食べ物があります。
基本的には牧草や乾燥させた野菜、ドライフルーツなど水分が少ないものを食べます。
チンチラは草食ですが、与えてはいけない野菜・果物の種類があったりするので、注意が必要です。
例えば、長ネギ、玉ねぎ、ほうれん草などは与えてはいけないとされています。基本的には「チンチラ専用」と書かれた商品を与えるようにするのがいいでしょう。
同じドライフルーツでも、人間用はオイルコーティングされていることもあるので、チンチラ専用のドライフルーツを選ぶようにしましょう。
6. 運動をさせてあげる必要がある
チンチラが運動不足にならないように、たまに部屋の中を散歩させてあげるとよいでしょう。できれば毎日、むずかしければ2日に1回散歩をさせてあげたいところです。
また、ケージもチンチラのサイズにあったものを用意してあげ、ケージ内でもある程度体を動かせるようにしましょう。
比較的縦長のケージを用意し、上下の移動ができるようにしてあげることで、運動不足がある程度改善されます。
7. 脱走の防止
特に注意が必要なのは「脱走」です。 チンチラは見た目に反して素早く、大人になると1m近く跳躍するので、窓を少し開けたすきに外へ逃げてしまったり、上の位置にある窓にもジャンプして逃げてしまう危険があります。
部屋で散歩する際に、ペットフェンスを囲ったりするのですが、しっかり囲わないとそこから脱走してしまいます。少しでも囲みが甘いと、ほんの隙間から逃げだしてしまいます。
チンチラの体は毛がほとんどで、実際の肉体の体積は毛の半分もないのです。ケージを選ぶ際も、隙間の小さいものを選びましょう。