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検討者向け

チンチラの適温は?部屋の温度調整の方法【室温管理対策】

チンチラを飼う際に気をつけなければならないのが、室温の管理。暑すぎたり寒すぎたりすると体をこわしてしまうので、室内の温度を調整してあげる必要があります。

室温調整が必要なのは犬や猫も同じですが、チンチラの室温管理はもう少しシビアなので、飼う前に調べておく必要があります。

ここでは、チンチラの適温、夏や冬の気温対策についてお話します。


チンチラの生息地の気温・理想の室温

野生のチンチラの生息地は南アメリカのチリで、アンデス山脈の山岳地帯の岩場で暮らしていました。

チリの気温が大体15~22℃であり、チンチラは標高の高いところに住んでいるので、チンチラの生息地の気温は大体10℃~20℃未満だと思われます。

チンチラの生態に関する書籍はたくさんあり、書籍によって理想の環境温度の範囲は異なるのですが、大体10℃~21℃の範囲におさまっています。


冬の対策

チンチラは細かく密集した毛を持っているため、寒さにはある程度強いですが、日本の真冬の寒さには耐えられないので、温度調整をしてあげる必要があります。

10℃を下回るような気温になったら、エアコンなどで部屋の温度調整をしてあげましょう。うちのチンチラも10℃以下になると、巣箱にこもりがちになります。

10℃前後までであればペット用のヒーターだけでもよいでしょう。筆者は以下のペットヒーターを用いており、うちのチンチラは寒く感じたらよくヒーターのうえで寝ています。

こちらのヒーターは表と裏で温度が異なるので、気温に合わせて調整が可能です。サイズがS・M・Lの3サイズありますが、チンチラにはLサイズがいいでしょう。

チンチラがペットヒーターのコードをかじってしまうことがあるので、ヒーターのコードを噛まないように配置には気をつけましょう。



夏の対策

もこもこの毛をもつチンチラは暑さに弱いので、特に注意が必要です。

夏は25℃を超えないように常にエアコンで温度調整をしてあげましょう。湿度が高いときは、もう少し温度を下げてやる必要があります。

チンチラは汗をかかないので、風を送っても人間のように涼しく感じることはありません。したがって、扇風機などでは暑さの対策はできません。 涼感プレートであれば、効果はあります。

チンチラの最適な湿度は40%以下だといわれており、50%を大きく超えると病気の原因にもなるので、気をつけましょう。湿度が高くなった際は除湿しましょう。

冬にも、加湿器をつける場合はケージから離した位置に設置するように注意が必要です。


電気代はどのくらいかかる?

温度調整をしていて、一番気になるのは電気代がどれほど高くなるか、という点です。

記事掲載現在、筆者は二人暮らしの家庭です。

一般の二人暮らしの家庭における、夏の1ヶ月の平均電気代は8,000円~9,000円であるのに対し、筆者の家庭も8,000円~9,000円。

一般の二人暮らしの家庭における、冬の1ヶ月の平均電気代は10,000円~11,000円であるのに対し、筆者の家庭では13,000円~15,000円。

夏は一般の家庭とさほど変わりませんが、冬はやはり電気代が高くつきます。

チンチラを飼う際は、電気代が高くなると考えておいたほうがよいでしょう。

参考記事 二人暮らしの電気代は平均いくら?|同棲生活の光熱費と節約方法

まとめ

部屋の間取りや、ケージの位置、湿度、個体差など様々な要因によって部屋の適温も変わります。チンチラの様子を見ながら温度調整をしてあげましょう。

暑すぎるとグダーっとすることが多かったり、寒すぎると巣箱にこもりがちだったりペットヒーターの近くから動かなくなったりします。チンチラの行動の変化に注意しましょう。