チンチラ デメリット 臭い 砂浴び 騒音 温度調節
検討者向け

チンチラをペットにするデメリット;臭い・鳴き声・騒音はどの程度?

ペットを飼う際にはどんな動物にも多少なりともデメリットがあるもの…。特に臭いや鳴き声などの騒音について気になるところです。

今回、チンチラを飼う際のデメリットに関してお話いたします。
チンチラをこれから飼い始めようと考えている人は要チェック!!

チンチラは臭う??

結論から言うと、チンチラはほぼ無臭です!!

かなり至近距離でやっと臭いがわかる程度で、飼っていて全く気になりません。肉食動物、雑食動物など肉類を食べる動物は尿・糞の臭いが強烈で、一方植物しか食べない草食動物は体臭があまりしない傾向にあります。

したがって、犬や猫は体臭が強いですが、チンチラやうさぎは草食動物なので、体臭はほとんどありません。小動物の中でも、虫を食べるハリネズミやモモンガなどは臭いが強くなります。

チンチラの糞も全くの無臭で、鼻の前にもってきても全然臭いがしないほどです。尿も匂いませんが、トイレシートを換えずに長く使い続けると臭いが出てくるので、週に2回以上はトイレシートを変えたほうがよいでしょう。


騒音はどの程度??

まず、チンチラの鳴き声についてですが、ほとんど気にはなりません。稀にしか鳴かず、鳴いたとしても小さな声なので、睡眠を妨げるといったことはありません。

ただ、ケージの中で動き回ることがあるので、ベッドから近いと寝る際に少し気になるかもしれません。個人差はあるかと思いますが、筆者はベッドから2m離れていればほとんど気になりません。


回し車を付けている際は、夜に回ることが多いので、音が気になるかもしれません。

また、餌が欲しいときや散歩をしたいときはわざとケージをガタガタと揺らして音を鳴らし、アピールしてくることがありますが、この音は大きくて気になります。

↑こんな感じで、ケージの扉を噛んで「出してくれー!」と訴えてきます(笑)

騒音で近所に迷惑になる、ということはまずありませんが、同じ部屋にいると少しうるさく感じます。

以下の記事で騒音対策について詳しく紹介しているので、ご覧ください。寝付きの悪い筆者でも、対策をすれば問題なく過ごせています。

参考記事 チンチラの鳴き声の大きさは?うるさい?【騒音対策】

砂浴びが必要

チンチラは砂浴びをさせてあげる必要があるのですが、その際に砂が舞って困る、といった飼い主さんも多いようです。

砂の掃除は面倒なので、できれば避けたいところですね。これに関して、ある程度対策すれば、そんなに困ることはないかと思います。以下の記事に対策方法を掲載しています。

参考記事 チンチラの砂浴びは掃除が面倒?適した容器、頻度は?


アレルギーの可能性

犬や猫ほどではありませんが、チンチラを飼っていてアレルギーが発症する場合もあります。一度ペットショップで触れ合ってみて相性を試してみるのがいいでしょう。


毛が抜けやすい時期になると、それまでアレルギー症状のなかった筆者もアレルギーを発症したことがあります。

その際は、カーテンやタオルなどでケージの半分以上を囲うことで、毛が舞うのはある程度抑えるのがよいかと思います。筆者はそれでアレルギー症状がおさまりました。


なんでもかじる

チンチラは何でもかじってしまう癖があります。したがって、ケージの外で散歩させるときは壁や家具などを噛まないように注意する必要があります

木製だとかじってしまうので、それ以外の素材の家具にしたり、ペットフェンスを使って一部の範囲だけで散歩させたりするのがよいでしょう。

そういった対処をしない場合、散歩中は目を離さないようにする必要があります。


温度調整

チンチラを飼ううえで室温の調整は必須です。飼ううえで一番気を付けてあげなければならないところです。

冬の温度調整

チンチラはもふもふの毛があるので寒さにはある程度強いですが、室温が10℃を大きく下回ると体によくないので、エアコンで調整してあげましょう。

10℃ぐらいまでであればペット用のヒーターだけでもよいでしょう。

夏の温度調整

チンチラは暑さには特に弱いので、25℃以上の室温にならないように、夏は冷房を付けっぱなしにする必要があります

チンチラは汗をかかないので、扇風機で風を送るなどしても、ほとんど効果がありません。

爬虫類ほどシビアではないですが、犬や猫よりも温度調整は気をつかってあげる必要があります。真夏・真冬は電気代が高くなるでしょう。

参考記事 チンチラの適温は?部屋の温度調整の方法【室温管理対策】

まとめ

臭い、騒音、砂浴びに関しては、しっかり対処をすればそんなにデメリットにならないかと思います。

飼う前にペットショップで触れてみてアレルギー症状が出ないか確認してみましょう。飼ってからアレルギーが出てしまっても、対策すればある程度症状を抑えられます。

散歩中には、家具などをかじらないようにしっかり対策が必要です。また室温の調整は気をつける必要があり、電気代が多少高くなってしまいます。

総じて、チンチラのデメリットは他の動物と比べてかなり少ないですが、最低限どのようなデメリットがあるのか把握した上でお迎えするか決めましょう。